大切な人の心が壊れそうなとき俺は何ができるのか

 

ブログ【彼女は気ままなレディ】にようこそ。

このブログは、破天荒で天真爛漫な彼女と真面目な振りして中身無能感漂う彼氏が、日々健康で美しく生きていく様を書き綴るブログになります。

 

私がなぜカップルの多くの方々が当事者間でひっそり完結させるようなストーリーをブログで発信しようと思ったか。

なぜ自分のプライベートな時間を少しだけオープンなものにしようと考えたのか。

 

それを少しだけ書かせてください。

 

彼女と同じような人は他にもいるかもしれない

 

彼女と知り合ったのは7年前の12月の東京。

その頃彼女はまだ地方から東京に出てきたばかりで、東京という大都市に慣れていなかった。

その後すぐに彼女は新しいアルバイトを始めた。

そのアルバイト先が、割とブラックなアルバイト・仕事を経験してきた私でも顔面が蒼白になるほどの劣悪な職場環境(仕事内容がきつい、厳しいという方向ではなく、暴言、暴力、セクハラの方向で)だった。

真面目で責任感のある彼女は頑張って続けようとしたけど、私はすぐに辞めるように促した。

「こだわらなくても同じ職種で良い環境の職場はたくさんある」

「人には必ず輝ける、輝きたいと思える場所がある。今回の職場はたまたまそうじゃなかっただけ。だから別の場所を探そう?」

もうちょっと、、、もうちょっとだけ、、という彼女を強引に説得。

しかし次の職場も、その次の職場も、またさらにその次もひどい職場。

これは私が客の振りして偵察しに行ったので、把握したけど、
店長が他のお客さんとありえないトラブルしていたり、従業員に対しての威圧感が引くレベルだったり。そもそも従業員もちょ、、、おまっ。

 

ちなみに私が彼女を客観的に見ても、私なんかより頭はキレて回転も速く仕事ができる人だ。
性格も素直なので、私が上司なら嫌な言い方だけど、扱いやすく使える人材。

 

何をそこまでいじめる必要が、、、

あぁ…そうか…

文句を言わないからか。

 

彼女は愚痴を言わない。
彼女は文句を言わない。

環境に適応できるまで、自分の限界を突破してでもその環境に馴染もうとする。

そして周りに心配かけないようにギリギリまで我慢しようとする。

 

標的に合うのは、そんな言いやすい人、やりやすい人。弱い、、、とその人が勝手に思い込んだ人。

実際彼女以外にも精神、肉体面をやられてしまい辞める方が後を絶たなかった。
辞める人が増えるほど標的になる確率は高まるし、やらなきゃいけない業務も増えるので悪循環。

つまり…そういう場所なんだ。

 

一番近くで彼女を見ていた私は、自分にできることは全部やろうとしてしても、結局いつも「そんな職場辞めよ?」という言葉しか出てこなかった。
応援する!支える!なんて甘い幻想なのかと思うくらい無力感を感じた。

 

それだけアルバイトを転々とすると今度は責任感の強い彼女のメンタルがやられた。

「私は社会に適応できないのではないか」

そんな自責の念+これからどうやって生きていこう、というプレッシャー。

「そんなことは気にしないでいいから今は休もう?」という私の言葉もそういう時程あまり耳に入らない。
なんなら余計に自分を責める要因になりかねない。

 

「もう働かなくていい」
「しばらく休もう」
「生活のことは何も心配するな」
「実家にしばらく戻っても大丈夫、会いに行くから」

と考えつく限りのことを言った。
自分の脳みそひっくり返して人生で使う場面が二度とこないんじゃないかという言葉までありったけ使って彼女を励ました。

 

でも少し体力が戻ると芯が強いので、また求人を受けていた。

 

この時の私の心の中の99%が力づくで働くことを辞めさせたいという思い。

残り1%は

彼女の今度こそ!という真剣な眼差しを見て、一つでも歯車が回りだせば上手くいくかもしれない、それを応援してあげたいという思い。

彼女が東京に出てきた夢と想いと勇気を大切にしたかった…。

 

しかし今度こそ!と願いつつ新しい仕事が始まるとまた地獄環境。

 

この時例えばお金が一億円あってお互いに仕事しなくて良い状態にだったら全部解決したかというとそれは違う。

彼女の心の中の自尊心の話。生き方の話。
他人に言われる「自信もって!」「大丈夫!」ではなく自分が自分の過去と決別し自分で自分を肯定し、自分で自分の未来を切り拓くこと。

それが芯の強い彼女だけにずっとネックになっていた。

 

 

体調不良

 

そんな職場が続き心は気合いでなんとか保っていた彼女は先に体に変化が出始めた。

だんだんとストレスに耐え切れなくなり、めまい、頭痛などの症状に始まり、食べたものを戻してしまうようになった。

仕事どころじゃない。

もはや強引にでも休ませよう。

というか遅かった。俺は馬鹿だ。世界一の大馬鹿だ。

何が…彼氏だ。

 

その後も体重はみるみるうちに落ちてやせ細っていった。

俗に言う摂食障害。

体温もギョッとするくらい低くなり顔は真っ白を通り越して青白い。
今だから言えますが、完全に生気がなかった。

 

私も悲劇の主人公を気取っているわけではなく、

なんで彼女がこんな目に!

もういいよ…

もうやめよう…

笑ってほしい…

泣いていい…

少し休もう…

 

私も少しおかしくなっていたかもしれない。常に感情がネガティブで自然と笑顔も減っていた。

気付いたら夜になっていたり、いつの間にか寝ていたり、ごはんも食べたのか食べてないのか、今思い出してもあまり記憶ない期間もあるくらい。

 

彼女曰く、その頃なぜか「太っていることは悪」「太っていることは醜いことだ」という意識が常に頭の中にあったそう。

体調不良が出始めたときの彼女の体重は美容体重以下。

見た目は全く太って見えなかったけど、彼女はなぜか自分の見た目と体重計の数値に耐えられなかったらしく、無意識に食べ物を戻すことが習慣になりつつあった。

吐くとネガティブな気持ちまで一時的にスッキリするそうでそれも悪循環に。

 

 

その間もちろん大学病院に一緒に行ったり、総合診療科で心療内科も含めた総合的なカウンセリングをしてもらったり、私の空いた時間は知識や情報を蓄えたりなどやれることは全てやった。
とにかく動いていないと不安だった。

 

それでも最終的に彼女の体重は一時30kg台後半まで落ちてしまった(170cm手前)。
私は全身の浮き出た骨を見ていた。

 

もう勘弁してくれ。

涙すら出ない。

 

決意

 

そこまで彼女が追い詰められた時に、私は生きる意味ぼーっと考えた。

仕事…

お金…

幸せ…

恋人…

夢…

 

皆さんと同じように私も人間なので、ちっぽけでも自分の人生はこうありたいというものがあった。
もちろんそこには彼女と一緒に生活していくことも含まれていた。

 

しかし現状自分たちが置かれている状況。
これだけ試行錯誤して足掻いても何にも変わらない。
社会からの疎外感とか、未来への絶望とかよりも

自分への無力感でいっぱいだった。

私は最愛の人を助けることができない。

必死に勉強がんばって希望の大学出て、親も周りも喜んで…

そして彼女が体調を崩していく姿を間近で見て…

浮き出た骨を指でなぞって…

 

 

人生設計??

そんなもんクソ食らえだ

彼女がいればもういい

 

とポジティブなのか自暴自棄なのかわからない、しかし自信に満ち溢れた結論が出て、
その瞬間に会社を辞めた(然るべき手順は踏んだ)。

 

そして一分一秒片時も離れず彼女とずっといた。

ご飯が食べられない日も、
体調悪い日も、
そして少しだけ笑えた日も。
涙が止まらないで泣きつかれた日も。

 

バイク二人乗りで旅に出かけた。

彼女が言い出した日本中を回る旅。

 

仕事のことも金のことも考えないで、ただ目の前の景色と風に身を委ねる。

知らない道をただ進み、

食べたいときに食べ、

寝たいときに寝て、

起きたい時に起きる。

笑いたいときにちゃんと笑えてたかはわからない。

 

無職&未来がどうなるかわからない不安感なんて微塵もなかった。

 

「景色に色がついたね」

 

…うん(涙腺崩壊)。

 

 

復活

 

旅から帰ってから、彼女の摂食障害が少しずつ治まり始めて、顔の血色も徐々に良くなっていた。

 

私は医者を超えた!!

 

というのは冗談で、彼女の中でそれだけ仕事、お金、人間関係、東京でのストレスが大きかったのだと思う。

その結果、ネガティブな思考で頭がいっぱいになり、体からのサインの一つとして摂食障害(過食も拒食も)の症状が出始めたのかと。

他の症状として、湿疹、扁桃腺の腫れ、体中の凝り、不眠、頭痛、、、、などなどたくさん。
でもそれも少しずつ治まっていった。

 

彼女はその当時のことを「頭がネガティブな思考で満たされていわばトんでるような状態で、自分が自分で無い感じがしていた」と。

体調が良いときがなく常に体のどこかが不調で体が精神を、精神が体を蝕んでいく感覚。

 

また、「どんな痩せていても太っていても○○(彼女の名前)は素敵だから」と私に何度も言われたことで救われたらしいです。
その当時のことを何度も何度も私に謝って(その度に謝るな!と笑)、そしてお礼を言ってくれた。

 

よかった。ちゃんと届いてて。

長かった。

何年かかっただろう。

覚えてない、、、というかどうでもいい。

結構壮絶だった。

本当に…。

 

でももうどうでもいい。

今生きてればそれで…。

 

 

その後の二人

 

彼女は摂食障害の症状は一切出なくなり体重も戻った。

そして前以上にご飯を食べられることが幸せだと、食べられなかった期間を取り戻すように日々料理を研究したり、スーパーへの買い物にるんるん出かけております。

 

私はというと、彼女さえいればいいや!と仕事を辞めてから、彼女と二人暮らしを開始して自宅でできる仕事を二人で始めた。

これがまだまだヒヨっ子なので勉強することがたくさん&とにかくお金が無い。
私の人生で一番の貧乏を味わっている(おそらく彼女もでしょう…)。

部屋は超絶狭いし(ロフト付き4畳半)、風呂はユニットバスだし洗濯機もない(コインランドリー最強)。すれ違うときだって肩とか当たるし、椅子のキャスターでお互いの足を轢くなんてしょっちゅう。

 

でも全然辛くない。

 

毎日こんな楽しくていいのかと思うし、

いつも笑顔でいられることの幸せを、大切さを噛み締めてる。

そこにいる。

それってすごいこと。

 

今こそ心を解き放って

 

私は毎日彼女からたくさんのものをもらっている。

楽しい気持ち。

満たされた気持ち。

幸せの意味。

それをちゃんと彼女に返しながら生きていきたい。

 

現代社会には様々なストレスがある。
少しのことで人は傷つき怖れ壊れていく。

生きることは社会の枠組みや価値観にはまることでも、大衆に迎合することでもない。
かといって目をつりあげて逆らい続けることでもない。

 

大切なのは自分の中にある【一番】を感じとる事。
そしてその【一番】に素直になること。

 

彼女のように、そして彼女以上に傷ついている人はたくさんいる。

そんな人たちを人生のレールからドロップアウトした私が、勇気付けるなんて偉そうなことは言えない。

でも、、、

私たちも毎日怖かったから、

辛かったね。

怖かったね。

そうやって気持ちに寄り添うことはできる。

少しだけ辛い気持ちに蓋をして隠さないで、オープンに。

素直に。

そして気ままに。

 

そんな思いをたくさん抱えて、役に立ちそうなことも、そうでないこと(こっちの方が多くてごめんなさい汗)も、kanokireで綴っていきます。

今も相変わらず成長しておらず無能感漂うダメダメな私ですが、前よりも少しだけ前向きになれました♪

成長…なのかな笑
今後もそんなkanokireをよろしくお願いします♪

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